新人・清田、大舞台で勝負強さ!走者一掃三塁打

[ 2010年11月2日 21:31 ]

4回、清田の勝ち越し打で生還し喜ぶ、西岡(7)、福浦(中央)と金泰均の3走者

 【ロッテ7―1中日】新人が風をつかんでいる。ロッテの清田が四回に勝ち越しの3点三塁打を放ち、また勝負強さを見せた。第1戦でルーキーとしては長嶋(巨人)以来の本塁打を放った2番打者は「残りも2連勝して、西村監督を千葉で胴上げしたい」と満面に笑みを見せた。

 1―1の四回は1死二、三塁の絶好機で岡田が二ゴロ。西岡が歩いた2死満塁で打席に入った。「チャンスで回ってきて、運が良かった」。2球ボールが続いた後の3球目を強振し「しっかりととらえることができた。打った瞬間に抜けると思った」。打球は低い弾道でぐんぐん伸び、中堅手の頭上を越える走者一掃の一打となった。
 息詰まる戦いが続いている。だが、度胸の座った24歳に緊張の色はない。「いい勉強になっている」と話す。四回の打席も余裕があった。中日の山井が変化球でストライクが取れないのを見透かし「次は絶対に直球がくると思い、絞っていた」。狙い通りに高めの直球を仕留めた。
 同期入団の荻野貴とは公私ともに仲がいい。活躍した日には、すぐに連絡が来る。前半戦の快進撃を支えた荻野貴は故障で離脱したが、後半に入って清田が貢献を続ける。「2人で合わせて(今季は)100点。荻野の分も頑張りたい」と臨んだ大舞台。満点の働きを見せている。

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2010年11月2日のニュース