ブランコ4打点!不振の大砲やっと目覚めた

[ 2010年11月1日 06:00 ]

<中・ロ>6回無死一塁、ブランコは中越えソロ

 【中日12―1ロッテ】不振の大砲が、ようやく目覚めた。5番ブランコが9点リードの6回無死一塁で、ロッテ3番手の左腕・古谷から右中間席ぎりぎりに力で運ぶ2ラン。今ポストシーズン6試合目での初アーチにゆっくりとダイヤモンドを一周し「神様のおかげです」とお決まりのセリフで感謝の言葉を述べた。

 第2打席まで蚊帳の外だった。日本シリーズ初戦となった前日の第1戦は4打数無安打2三振。12打数3安打、5三振に終わったCSファイナルSの不調から脱することができずにいた。この日も、第1、2打席は連続三振。しかし、2回までに打線が7得点と爆発し、精神的な余裕が生まれた。1点を追加した3回2死満塁から、小野のシュートを右前打。シリーズ初安打で2打点を挙げ「このシリーズはなかなか1本出なかったが、1本出てホッとした」と復調のきっかけをつかんだ。
 2安打4打点。4番・和田が好調なだけに、後ろを打つブランコが調子を取り戻せば、強竜打線はさらにパワーアップする。6回の一発は試合が決まった後に飛び出したが、単なるダメ押し本塁打以上の価値があった。
 ▼中日・森野(今シリーズ初安打を含む2安打)きのうは1番と3番が悪かったのでね。初回にドラゴンズの形が出せて良かった。調子どうこうよりも、打席では気持ちを出せた。

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2010年11月1日のニュース