慶大、50年前のリベンジへ!連勝で早大とらえた

[ 2010年11月1日 19:42 ]

 【慶大7-1早大】2試合でドラフト1位指名の3人の右腕から本塁打を放ち、春に続いて早大自慢の投手陣を打ち崩した。優勝目前だったライバルをついにとらえた慶大の江藤監督は「面白くなったねえ」と、にやりとした。

 1回戦と同じように一回に先制した。追い付かれて投手戦になるかと思われたが、三回に打線がつながった。四球とバント安打、犠打で1死二、三塁となり、山崎錬が福井優の甘い球を強振して右翼席に運んだ。
 6球団競合の末、西武が交渉権をつかんだ大石から四回に放った福谷の2点本塁打も完ぺきな当たり。相手の気勢を完全にそいだ。山崎錬は「『(先発に)広島のドラフト1位が来たぞ』とか、みんなが楽しみながらやっている」とベンチの雰囲気を勝因に挙げた。
 1試合も負けられない苦境を乗り越えた選手に、江藤監督は「よくここまできた。頼もしい」と目を細めた。半世紀前は伝説の「6連戦」。リーグ戦を1勝2敗で並ばれ、優勝決定戦で2試合引き分けた後に力尽きた。「リベンジって言うの? 佑ちゃん(斎藤)が言ってたっけ」と冗談を交えながら闘志を燃やした。

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2010年11月1日のニュース