東芝 打線沈黙でまさかの初戦敗退

[ 2010年11月1日 06:00 ]

 第37回社会人野球日本選手権(スポニチ後援)第2日は31日、日立市民などで1回戦8試合を行い、都市対抗大会を制した東芝(神奈川)は三菱自動車岡崎(愛知)に1―5で敗れ、初戦で姿を消した。都市対抗大会4強の三菱重工横浜(神奈川)や日本通運(埼玉)などは順当に2回戦へ進んだ。初出場の所沢グリーンクラブ(埼玉)は四国銀行(高知)に延長12回タイブレークの末に4―5で敗れた。1日は1回戦の残り4試合を行う。

 今年の都市対抗を制した東芝が、まさかの初戦敗退となった。わずか2安打と振るわなかった打線に、印出監督は「社会人は実力が紙一重だが打てなさすぎた。力不足を感じた」と淡々と話した。先発した広州アジア大会代表のエース藤田は制球が甘く1回に2失点。5回途中でマウンドを降り「最初がすべて。チームを勝たせてからアジア大会に行きたかった」と悔しさをにじませた。

 【日本通運7―3大阪ガス】<西武ドラ2牧田、広島ドラ3岩見 ともに3失点>日本通運は西武からドラフト2位で指名された牧田が、広島から3位で指名を受けた大阪ガスの岩見と投げ合った。牧田は8回途中まで投げて3失点。終盤の大量得点で試合は勝ったが「ピンチで粘るのが持ち味なのに、しっかり投げられなかった」と反省していた。岩見も8回途中で降板し3失点。「先に(マウンドを)降りたくなかった。(プロ野球では)コントロールが甘くなるので厳しくしていきたい」と課題を口にした。

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2010年11月1日のニュース