4番和田 3安打3打点!初回口火先制打! (1/2ページ)

[ 2010年11月1日 06:00 ]

<中・ロ>2回無死満塁、和田が右中間に2点適時二塁打を放つ

 【中日12―1ロッテ】名古屋での日本シリーズ。和田にとっては夢の舞台だ。3安打3打点。本拠地の大歓声が心地よかった。初回1死一、三塁。マーフィーが2球続けたチェンジアップを逃さなかった。真ん中低め128キロの沈んでいく球に重心を落とし、振り抜いた。中前に抜ける先制打。一塁ベース上では安どの表情を浮かべた。

 「初戦を落として重いムードがあったので。先制点を取れれば乗れるというゲームをいままでやってきた。必ず点を取ろうと思っていた」。してやったりの一打はチームに勢いを呼び込み、一挙4点を奪った。
 これだけでは終わらない。2回にも無死満塁から、再び左腕の外角低め131キロのチェンジアップを中堅方向へ。右中間越えの2点適時二塁打で6点目を挙げ「ここで点を取らないと、という気持ちになりました」と序盤の勝負どころで力を発揮した。先頭の6回にも猛打賞となる左前打で出塁。走者を還すだけでなく、自ら好機を演出して追加点の起点となった。
 日本シリーズ出場は西武在籍時の04年以来。当時は、現在所属している中日と対戦して打率・310、4本塁打、6打点。チームを12年ぶりの日本一に導いて優秀選手にも選ばれた。しかしそれまでは日本シリーズに3度出場し、8試合で17打数ノーヒット。6年前は中日相手に活躍し、今後は中日の一員として打ちまくる。一発を含む4打数2安打1打点だった前日と合わせ、2試合で打率・625、1本塁打、4打点と絶好調だ。

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2010年11月1日のニュース