慶大完封リレーでVつないだ“KY江藤です”

[ 2010年11月1日 06:00 ]

<早大・慶大>初回、先頭打者本塁打を放った慶大・渕上(左から2人目)を祝福するナイン

 【慶大2―0早大】慶大が2年生コンビの完封リレーで、逆転優勝へ望みをつないだ。先発の左腕・竹内大が7回を6安打無失点と力投。最速は140キロ止まりで、6イニングで走者を許す苦しい試合だったが、要所では低めにボールを集めた。

 「遅い球でも勝てることが証明できた。早慶戦に強い男になるためにも負けられなかった」。早大戦はこれで通算3戦3勝と「早大キラー」の道を歩んでいる。ともにドラフト1位指名された相手の斎藤が148キロ、大石が151キロをマークする中、緩急勝負で大勝負を制しただけに、エースの喜びもひとしおだ。
 1日の2回戦で連勝すれば、3日の優勝決定戦に持ち込むことができる。横浜市内の野球部寮には「早稲田を食え」とOBから米の差し入れが多数届いた。ナインは一致団結するため、早慶戦用に用意された慶大カラーのリストバンドを全員着用。4番の伊藤は、両手にはめるほどの念の入れようだった。
 慶大にとって19年ぶりとなる春秋連覇へあと2勝。江藤監督は「(早大の優勝を阻み)空気の読めない江藤です。ドラフト1位を打つのは楽しい。何とか食らいついていきます」と不敵な笑み。元プロの勝負師も、大どんでん返しを本気で狙っている。
 ▼慶大・渕上(斎藤から初回に先頭打者本塁打)打った瞬間はフェンス直撃かと思った。本当に?入っちゃった~って感じ。

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2010年11月1日のニュース