大学日本代表、投手陣は及第点も攻撃に不安…

[ 2010年7月26日 22:08 ]

 【大学日本代表0―4NPBフレッシュ選抜】プロ野球の若手を相手に同世代の大学生がほろ苦い敗北を喫した。強力投手陣とつなぐ打線を武器に世界選手権初優勝を狙う日本にとって、収穫と課題の両面が出た。

 及第点なのは投手陣だ。先発の藤岡は5回を1安打、6奪三振。榎本監督が「内角と低めを突けるか」とポイントを挙げていたが、その通りコースを丁寧に突いた。左腕は「良い手応えだった。世界選手権に向けて自信になった」。2番手の野村(明大)も変化球を低めに集め、中盤まで0―0で進めた。
 一方、勝負どころの終盤で失策や捕逸などが絡んだ失点の仕方はまずい。攻撃面も不安が残る。「鍵は1、2番。目指すスモールベースボールをどれだけやれるか」と指揮官は期待を寄せたが、1番鈴木(東洋大)と2番渡辺(国学院大)は一度も出塁できなかった。
 大会には4連覇を狙う米国や、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場メンバーを擁するキューバが出場する。期待と不安の開幕となるが、伊志嶺主将(東海大)は「何としてでも全力で金メダルを取りにいく」と決意を口にした。

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2010年7月26日のニュース