グライシンガー順調回復 8・1にも復帰

[ 2010年7月26日 06:00 ]

川崎市のジャイアンツ球場でシート打撃登板を終えてファンに手を振る巨人・グライシンガー

 右ひじ手術からの復帰を目指す巨人・セス・グライシンガー投手(34)が25日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた1軍のシート打撃に登板。打者延べ20人を相手に75球中52球のストライクを投じ、回復ぶりをアピール。8月1日の広島戦(マツダ)での1軍復帰登板が濃厚になった。

 過去3年連続2ケタ勝利をマークしている「精密機械」が復活した。内外角に直球、変化球を投げ分け、安打性の当たりは9本許したが、得意のチェンジアップで高橋、エドガーから三振を奪うなど計4奪三振。1軍復帰に向けた最終調整を終え「すぐにでもチームの助けになりたい。投げる試合は勝つことを要求されることは分かってる」と意気込みを語った。
 3月中旬に患部を手術してから約4カ月。地道にリハビリを続けてきた。今後、患部に問題が発生しなければ8月1日の広島戦での先発復帰が有力。先発陣の不調で7月は6勝10敗と低迷しており、投球を見守った伊原ヘッドコーチも「強い球を投げていた。間違いなく後半戦はローテ入りする」と救世主に指名した。

 ▼巨人・高橋(シート打撃で対戦したグライシンガーについて)最後の見逃し三振の球はチェンジアップ。コントロールがよかったと思う。

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2010年7月26日のニュース