後輩に完敗も イチロー「皆さんが思うほど浅いものではない」

[ 2010年7月26日 10:54 ]

レッドソックス戦の8回、一ゴロ併殺に打ち取られ5打数無安打、肩を落とすマリナーズのイチロー

 【マリナーズ4―2レッドソックス】イチローは松坂との対決でいいところがなかった。1打席目は内角スライダーに空振り三振、残り2打席もバットの芯を外されての内野ゴロ。自分一人に計19球を投げさせ、松坂を早めに降ろすことには結果的に貢献したが、それ以外は目立たない内容だった。

 ただ、相手の“熱さ”は感じることができたようだ。松坂が投じたこの日の110球中、最速だった153キロはイチローの3打席目の最後に計測された。「おれの時はいい球投げているよね」のコメントは、決して負け惜しみではないだろう。

 互いに意識し合う2人の駆け引きについて「(メディアの)皆さんが思うほど浅いものではない」とイチローは話した。2人が再び対戦する可能性のあるこのカードは、8月下旬と9月半ばにも予定されている。(共同)

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2010年7月26日のニュース