神港学園の「最多本塁打男」伊藤94号!

[ 2010年7月26日 06:00 ]

 【兵庫・神港学園12―4姫路西】「最多本塁打男」がまた打った。神港学園・伊藤諒介内野手(3年)が姫路西との5回戦で高校通算94号を放った。初回2死無走者で迎えた第1打席。「試合前から振れていると思っていた」との言葉通り、今大会2本目の本塁打がライナーで右翼席に突き刺さった。

 5打数2安打2打点でチームのコールド勝ちに貢献。それでも、いつもは控えめな伊藤が「力みすぎてしまって打ち損じが多かった。いつも通りに打てていたら、あと2、3本はいけたかもしれません」と、珍しく悔しがった。4回の第3打席は左翼へ流した打球がフェンスに直撃する適時二塁打。「(昨年8月に)腰を痛める前に近づいているというか、やっと納得できるスイングになってきた」。手応えがあるからこそ、2打席目以降については反省の言葉が口を突いた。
 初戦、この日と東京に単身赴任中の父・進介さん(54)が観戦に訪れた試合で、いずれも本塁打。26日の長田との準々決勝も途中まで観戦予定という。再び量産気配が漂ってきた伊藤は「次も打てたらいいですけど、力まずに打席に入りたい」と静かな闘志を燃やした。

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2010年7月26日のニュース