9回2死から追いついた!松本工“劇的”初切符

[ 2010年7月26日 06:00 ]

<松本工・松商学園>歓喜の松本工ナインは1つに固まって勝利のサイン

 【長野・松本工6―5松商学園】松本工のプロ注目右腕・柿田が176球を投げ切り、初の甲子園を劇的な逆転勝利で決めた。

 全国最多36度目出場を狙う松商学園との近隣対決。2点リードされた9回2死無走者から、4番柿田の右翼線二塁打など中軸の3連打で追いつき延長戦に持ち込むと、10回に上原の適時打で勝ち越した。
 柿田は今大会、3試合の延長戦を含む全6試合60回計832球を1人で投げ抜いた。スタミナ不足を解消するためにこの冬、学校までの往復14キロを自転車からランニングに替えた努力が実った。「ほかの代表校に低めのストレートがどれくらい通用するか試したい」と大舞台に闘志を見せる。中村監督も「柿田は凄い。うまく調整できれば活躍するでしょう」と、MAX142キロ右腕で信州旋風をもくろむ。

 ▼松本工 1939年創立の県立校。校訓は「錬磨創造」。

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2010年7月26日のニュース