1試合平均17Kならタダ?ヤクルト、新チケット割引

[ 2010年7月26日 06:00 ]

 三振割、始めました。ヤクルトがチケットの定価からチームの合計奪三振数に応じ、割引を行う変動制チケットを導入することが25日、分かった。

 後半戦が再開する27日広島戦(神宮)~8月5日中日戦(同)の主催8試合で投手陣が三振を1つ奪うたびに、9月14~16日巨人戦(神宮)の一塁側A指定席3900円を30円ずつ値下げ。メジャーではダイヤモンドバックスが同様の三振割引を実施したが、日本では初の試みとなる。
 一時は最下位に低迷したチームが前半戦終了時に4位まで浮上。球団は後半戦のさらなる巻き返しを願い、サービス面で後押しする。チームの1試合平均奪三振はリーグ2位の6・74。その平均値で今回の8試合を試算すると、合計53奪三振×30円で割引額は1590円。通常の一塁側A指定席3900円が2310円で購入できる。関係者は「試合内容に注目が集まるし、声援も大きくなってくれれば」と説明した。
 特別割引チケットは店名が三振(=K)を連想させる「サークルK」によって8月14日から発売されるのも一興だ。もちろんチケット代が無料になる可能性もある。1試合平均17奪三振が必要だが、ヤクルトの先発では「いろんな方に見てもらいたいし、1個でも多く三振を獲りたい」と意気込む村中がリーグトップの奪三振率8・94を誇り、守護神・林昌勇も9・19。夢は広がる。

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2010年7月26日のニュース