故障明け初ブルペン マー君不安なし48球

[ 2010年7月26日 06:00 ]

田中(左)は佐藤投手コーチの見守る中、45球を投げ込んだ

 右太腿裏を痛めて出場選手登録を抹消されている楽天・田中が、故障後初のブルペン投球を行った。Kスタ宮城の室内練習場で変化球を交えて48球。セットポジションも試す通常通りの投球に「思い切り投げました。特別不安もなかった」と手応えを口にした。

 投球を見守った佐藤投手コーチも「普段と変わらなかった。投げるのは問題ない。早く投げてもらわないと困るからな」と語った。
 ソフトバンク3連戦を控えるチームは、26日から仙台を離れるが、田中は同行せずに調整を続ける。復帰への最終課題は、一両日中に行う投内連係など瞬発力を試される動き。田中は「まだ投内連係をしてないので何とも言えません」と慎重だが、戦列復帰は確実に近づいている。
 当初は30日からのオリックス3連戦(Kスタ宮城)での復帰の可能性もあったが、熊原コンディショニングディレクターは「チームにはいい状態で戻したい。先発投手として80球投げるスタミナや、新しい動きを試した翌日の反応も見る必要がある」と説明。万全の状態を取り戻し、8月初めの復帰を目指す。

 ≪打撃コーチの入れ替え発表≫楽天は25日、安部1軍打撃コーチ補佐(47)と礒部2軍打撃担当育成コーチ(36)の入れ替えを発表した。チームは前半戦を終えて借金8の最下位に低迷。最大の要因がリーグワーストのチーム打率・258、344得点の決定力不足だった。米田球団代表は「前半戦を終えて最下位なので、1、2軍の垣根なくチーム一丸で戦っていくという表れ。礒部は球団創設時からのメンバーなので、チームのこともよく知っている」と入れ替えの意図を説明した。

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2010年7月26日のニュース