どうしようもなかった…黒田2回途中6失点KO

[ 2010年7月4日 06:00 ]

ダイヤモンドバックス戦で6失点を喫し、今季最短の1回2/3でノックアウトされたドジャース・黒田(右)

 【ドジャース5―12ダイヤモンドバックス】ドジャースの黒田が2日(日本時間3日)のダイヤモンドバックス戦でメジャー最短となる1回2/3でKO。8安打6失点で6敗目を喫した。

 「きょうはどうしようもなかった。ツーシーム、スライダー、フォークの3つの球種がどうにもならなかった」とうなだれた。
 初回に2四球と長短打で3失点。1点差としてもらった2回は先頭打者の投手ジャクソンに中前打されて失点を重ねた。「体の開きも早くなっていた」と黒田。1日に監督とGMが解任され、この日から指揮を執ったダ軍ギブソン監督代行に勝利を献上、チームのダ軍戦連勝も7で止まった。
 敵地チェース・フィールドは昨年8月15日に打球が頭部を直撃した因縁の地。5月の登板では勝利投手となったが、今度は自己最短KOだ。それでも黒田は、次回7日(同8日)のマーリンズ戦へ「体力を温存したといい意味にとらえ、次に好投したい」と気持ちを切り替えた。

 ≪“白帽子”でプレー≫大リーグ各球団は4日の米独立記念日を含む週末のシリーズに合わせ、この日から白を基調にした特別仕様の帽子をかぶってプレー。この帽子は5月の戦没将兵記念日(メモリアルデー)でも使用され、01年に米中枢同時テロが起きた9月11日も着用される予定。同デザインの帽子は一般販売され、収益の一部は心的外傷後ストレス障害(PTSD)に悩む退役軍人および家族を支援する基金に寄付される。

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2010年7月4日のニュース