今宮育てた“名将”が弱小チームを変えた!

[ 2010年7月4日 06:00 ]

 【福岡 青豊7―6小倉西】2年連続初戦でコールド負けを喫した弱小チームが、名将の下で生まれ変わった。青豊は延長11回、2死二塁から1年生の4番岡田がサヨナラ打。大悟法監督は「甲子園以来の緊張感。勝つ喜びを知れたのは大きい」とうなずいた。

 大分で柳ケ浦と明豊を通算40年にわたって率い、春夏合わせて9回の甲子園出場を誇る名将。ソフトバンク・今宮の育ての親でもある。昨秋、体調不良で一度は勇退を決めたが、青豊に請われて4月に就任。試合用バット4本、ボール2ダースしかなかった無名県立校での再スタートに、同監督は「だからこそ一球入魂」という。初戦突破に沸くナインの中、エースの木本涼は「甲子園は奇跡というか、かなわない夢じゃないと思えるようになった」と話した。

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2010年7月4日のニュース