ソフトバンク 期待の若手が信頼つかめず…

[ 2010年7月4日 21:05 ]

 【ソフトバンク1―9オリックス】計算できる先発が手薄なソフトバンクで将来を嘱望される大型右腕が二回途中でマウンドを去った。先発の岩崎が7失点でKO。前回登板で自己最長の7回2/3を1失点だった勢いは消え、「またチャンスがあれば同じ失敗を繰り返さないようにしたい」とうつむいた。

 20歳は素質よりも精神面の弱さが顔を出した。二回2死二塁で山崎浩に適時二塁打された後、続く坂口に変化球が決まらず四球を与えた。「大丈夫かなと弱気になって置きにいった部分がある。腕が振れなくなった」。自信のなさは直球にも乗り移って連打を浴び、この回6失点と散々だった。
 秋山監督は「追い込んでからの球が甘い。まだまだ」とため息をこぼした。同じく期待の大きい大型左腕の山田も先月下旬にプロ初勝利を挙げたが、次の登板では7失点でKOされ、この日出場選手登録を外れた。信頼をつかめない若手の姿が停滞ムードのチームの象徴でもある。

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2010年7月4日のニュース