ロッテ“上位対決”勝ち越し…西武と再び1差に

[ 2010年7月4日 19:17 ]

 【ロッテ9―7西武】開幕直後のロケットスタートとまではいかないが、ロッテが再び勢いを取り戻してきた。上位を争うソフトバンク、西武を相手に、2カード連続で勝ち越し、首位西武に1ゲーム差と迫った。

 シーソーゲームの中で、八回に大きな5点が入った。1死から俊足の岡田の内野安打をきっかけに満塁とし、打席に井口。制球が定まらない西武・長田の初球をいとも簡単に左前へはじき返した。同点の2点適時打に「きっちり仕事をしてくれた」と西村監督。ベテランは一塁上で大きくガッツポーズをつくった。
 反撃は終わらない。なお2死満塁から、サブローが適時内野安打。バットの先でとらえた打球が、中島のグラブをはじいた。照りつける太陽の中での試合に「(頭が)ボーッとしていた。気付いたら走者で出ていた」とサブロー。六回の失策を取り返す殊勲打の後に、連続押し出し四球もあって一気に勝ち越した。
 ロッテが混戦から抜け出すには「やっぱりミスしないように」と話した指揮官。緩んでいた表情から一転、最後は口元を引き締めた。

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2010年7月4日のニュース