大量援護に救われた…清水、通算100勝に到達

[ 2010年6月20日 18:49 ]

通算100勝を挙げ、内川(左)とスレッジ(右)に祝福される横浜・清水

 【横浜14―6阪神】横浜の清水がプロ11年目で通算100勝に到達した。生命線の制球が定まらず、プレーボール直後の初球を右翼席に運ばれる最悪の立ち上がり。それでも粘って六回途中まで3失点。大量援護にも助けられた白星だ。

 「苦しい中で野手が打ってくれて…。僕らしい勝ち方」と清水は苦笑いで振り返る。大台にあと1勝としてから2度の足踏み。この日は先頭打者本塁打を浴び「がくっときた」。だが、そこはベテランだ。五回のピンチでも大崩れせず、節目を強い精神力で飾った。
 大台に届いた選手は126人目。その中、大学、社会人を経て達成した選手は少ない。昨オフにトレードされた右腕は「プロ入りが遅くても頭と体を使ってきた。野球をやってきて良かった」とほっとした表情をのぞかせ、「でも通過点ですよ」と付け加えることも忘れなかった。

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2010年6月20日のニュース