黒田２敗目…悔やまれる初回の一発

＜ドジャース・タイガース＞６回に代打を送られベンチでナインとグータッチする黒田

　【ドジャース２－６タイガース】ドジャース・黒田が一発に泣き、今季２敗目を喫した。

　初回に１点を失ってなおも１死一塁の場面で、４番カブレラに豪快に左翼ポール際に運ばれた。体に近い位置に食い込んでいく内角へのツーシームで決して失投ではなかったが、黒田が「ああいうスイングができるのは、打者の頭に（内角狙いが）あったということ。紙一重だけど、ボール１、２個分の出し入れで勝敗が分かれた」。ハニーカット投手コーチも「前の２試合でわれわれはカブレラに内角球を投げすぎた。だから待っていたのだろう」と振り返った。それでも、この日は左打者へのカットボールが効果的でバットをへし折るなど、２回以降は立ち直って６回３失点と粘った。「ずるずるいかずに投げられたのは大きいが、もう１回でも２回でも投げたかった」と話した。