川井「ただいま」１０カ月ぶり白星

＜中・楽＞今季初勝利を挙げ、お立ち台で笑顔の川井

　【中日３－０楽天】今季初登板の中日・川井が６回無失点の好投で昨年７月３０日以来の白星。お立ち台で「ただいま帰りました」と喜びを表現した。

　緩急をつけて、打たせて取る本来の投球スタイルだった。１８アウトのうち、２つの三振以外のアウトはすべて内野で取ったものだった。昨季は開幕から１１連勝で一気にブレーク。さらなる飛躍を期し、オフに帽子のつばに「超える」と書いた。しかし、３月２日のオープン戦で左脚のすねに打球を受け、２軍暮らしが続いた。落合監督は「（経験を）生かさないといけない年。初めての投手とは違う」と復帰の左腕の奮起に期待した。

　≪ブランコ　居残り特打効果の２戦連発≫中日の主砲ブランコが、２戦連発となる１１号ソロを含む２打点で勝利に貢献した。初回２死二塁でバットを折りながら左前に運んで先制打を叩き出すと、６回には左翼席へ特大弾。前日２３日の試合後、２時間に渡る居残り特打で汗を流したマジメ助っ人は「本塁打はもちろん、（３回の）遊ゴロも良い感じで打てた」と早速、効果が表れたことを喜んだ。