阪神、交流戦初の連勝!毎回安打ですっきり勝利

[ 2010年5月25日 22:48 ]

 【阪神8―0ロッテ】今季の阪神がこれだけすっきりとした形で勝利するのは久しぶりだろう。先発した野手全員が安打を放ち、しかも毎回安打で交流戦初の連勝。真弓監督は「あまりいい当たりでないのが安打になってツキがあった」と話したが、24日に組み替えた打線がはまった形だ。

 一回2死走者なしから3番のマートンが仕掛けた。内に入るシュートを左翼線にはじき返す二塁打。「塁に出るのが大事だが、二塁、三塁に進む方が点が入りやすいというのは頭にあった」。2死という状況が心理的に長打を狙いやすい状況をつくり出した。続く新井の中前打で本塁を踏み、この回の4得点につなげた。
 二回にも1死から藤川俊の二塁打を皮切りにマートンが右前打で続く。ここで新井が再び中前に運んで流れを決めた。3打点の新井は「先制して、いい形で試合を運べた」と手応えを口にした。
 これで交流戦に入り、4勝6敗。真弓監督は「負けが込んでいたので何とか早く5割に戻して、交流戦での貯金がほしい」と気合を入れた。打順についてはあくまで暫定的なものとしたが、これを定着させるのも手ではないかと思わせるこの日の攻撃だった。(共同)

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2010年5月25日のニュース