城島サヨナラ犠飛！新井のプレーであわや幻も…

＜神・ロ１９回、サヨナラ犠飛の城島はバンザイ！

　【阪神５－４ロッテ】甲子園が揺れた。阪神が今季３度目のサヨナラ勝ち。連敗を３で止めたのは城島だった。

　「みんながつないでくれたチャンス。外野フライを打たないといけないと思っていた」。同点の９回１死満塁で中犠飛。自身今季２度目のサヨナラ打となった。

　ところが、そんな劇的な勝利もあるプレーで台なしになるところだった。二塁走者だった新井が城島の中犠飛で三塁へタッチアップ。中堅―二塁と中継された返球で三塁でタッチされた。三塁走者のマートンの本塁生還が先と認められたが、城島も「後ろのプレーヤーは関係ないから動いたらいけない。普通はあり得ないプレー」とびっくり。歓喜の輪の中でナインから「何をすんねん」と突っ込まれた新井は「すいません。勘弁してください」と平謝りだった。

　城島は中前打で出塁した３回２死一塁には今季初盗塁にも成功。守っても金泰均を２三振に封じるなど要所を締めたリードも光った。「連敗中だったんで１つ勝ってほっとしたよ。あすも地の利を生かして戦いたい」。チームをけん引する男の言葉は力強かった。

　≪スタンリッジ２５日背水先発≫阪神のスタンリッジが、２５日のロッテ戦（甲子園）に先発する。この日は遠投、捕手を座らせてのキャッチボール、ノックなどのメニューを消化した。「６、７イニングとしっかりゲームをつくりたい。そのためにはストライク先行で、打たせてとることだね」。前日２３日の同戦が雨で流れて中８日での登板。ここ２試合連続で５回持たずにＫＯされているだけに、背水のマウンドとなる。