チームは不振でもイチローは特別…7年ぶり1位なるか

[ 2010年5月25日 16:07 ]

10年連続へ イチロー、外野手トップ 松井秀はDHで2位

 米大リーグが24日に発表したオールスター戦(7月13日・アナハイム)のファン投票ア・リーグの第1回中間結果で、マリナーズのイチローが外野手部門トップに立った。初出場の2001年から3年連続で両リーグ通じた最多得票を獲得したが、04年以降は外野手に限ってもトップ選出を果たせずにいる。久々の1位選出に希望が膨らむ。

 他部門の1位は各地区で首位争いを展開するチームから出ているが、マリナーズは不振が続く。ヤンキースやレッドソックスのような人気もない。それでも票を集めるあたりに、イチローの大リーグでの立ち位置が表れている。

 現役で10度以上の選出はロドリゲス(ナショナルズ)の14度を筆頭にわずか6人しかいない。9年連続出場中のイチローは、この仲間入りにも挑むことになる。

 マリナーズはこの日試合なし。イチローも中間発表に関して会見などを行わなかった。昨年のオールスター戦ではオバマ米大統領から直接、言葉をかけられ「(独特の)雰囲気がある人」と感激した。今季の球宴に招かれるとすれば、どんなドラマが待っているだろうか。(共同)

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2010年5月25日のニュース