「相手によって変えない」松坂 最強打線に速球勝負

[ 2010年5月17日 16:01 ]

 米大リーグ、レッドソックスの松坂は17日(日本時間18日)に敵地で今季初となるヤンキース戦に先発する。復活した速球で最強打線を封じ込めるのか注目される。

 レッドソックスにとってア・リーグ東地区のライバル、ヤンキースとの試合は特別だ。松坂は過去3年間で7試合に登板して3勝3敗、防御率5・49。選手は入れ替わりながらも毎年、気の抜けない打線が組まれている。それでも「自分の調子が良くても悪くても相手によって変えることはしない。目の前の試合を全力で勝ち取っていくだけ」と平常心を強調する。

 11日のブルージェイズ戦。メジャー4年間で最も手応えを感じたという速球で7回1失点と好投した。リリースの瞬間は低めに外れそうな軌道を描いていた球が手元で伸びた。「高めに力があるというのは大体のピッチャーが持っているもの。いかに低めでバットを押し込み、(低い)ボールと思うところからストライクにするか」

 一流打者から、バットが投球の下を通る空振りを奪えば、それができている証拠。球速だけでは測れない、理想の球筋を追い求める。(共同)

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2010年5月17日のニュース