イチロー記録ストップより拙守を後悔「見えてる通り」

[ 2010年5月17日 08:40 ]

レイズ戦の7回、空振り三振に倒れるマリナーズのイチロー。この試合無安打に終わった

なぜかエイにこだわるイチロー「数は増えてるよね」

 マリナーズのイチロー外野手は16日、セントピーターズバーグでのレイズ戦に「1番・右翼」で出場し、4打数無安打だった。内容は二ゴロ、二ゴロ、左飛、空振り三振で、打率は3割5分1厘。連続試合マルチ安打はメジャーでの自己最長タイ記録の「7」でストップした。チームは1―2で敗れた。

 自己最多に並んでいた連続複数安打が7試合で止まってもイチローは淡々としていた。「(連続記録への意識の変化は)おれじゃなくて見ている人が言うんじゃないの」と個人記録については意に介さなかった。

 昨季、史上最多の9年連続シーズン200安打を達成したことで、もう記録を強く意識することはない、との思いがある。今季は「初めてそういう状態でやる資格を得た」というレベルでプレーしている。

 レイズの右腕ガーザに珍しくタイミングが合わず、1―0の5回無死一、二塁では外角低めのカーブを打ち上げて左飛。7回2死一塁では、救援左腕チョートの速球に空振り三振した。日々、複数安打を打つことは大きな挑戦に見えるが、イチローは「まあ、知ってそれを意識しているんなら、そうだわね」と言う。

 ただ、守備に関しては違う。4回、アイバーの二塁手後方への飛球を二塁手とともに見失い、二塁打にした。「見えてる通り」と、少し悔しさをのぞかせた。

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2010年5月17日のニュース