松井秀“1カ月ぶり”!指揮官「素晴らしい兆候」

[ 2010年5月17日 06:00 ]

7回、左越え二塁打を放つ松井

 【エンゼルス12-3アスレチックス】エンゼルスの松井がアスレチックス戦で1カ月ぶりの2試合連続長打となる左越え二塁打を放った。

 2三振と死球で迎えた7回の第4打席。昨季までヤンキースで同僚だったゴーディンの外角へ逃げていく145キロツーシームを、逆らわずにはじき返した。左翼手の頭を越える二塁打に「あの打撃は良かった。芯でとらえたし、力強かったし、距離も出ていた」と力強くうなずいた。
 前日の19試合75打席ぶりの右越え5号に続いた。左方向への長打も、2試合連続長打も4月18日のブルージェイズ戦以来。「1、2打席目は三振したが、練習を含めて全体的に悪くない」と復調気配を認めた。2打席目の三振も、2ストライク0ボールと追い込まれてから外角の際どい球を、自信を持って2球連続で見送った。「ボール自体は見えてます」と自信がにじんだ。
 打線もモラレスの2本塁打などで今季初の2ケタ得点となる12得点で、同地区のア軍に連勝した。ソーシア監督は「きのう、きょうと素晴らしい兆候だ。速球を左方向へ強く打てた。われわれにはヒデキが必要なんだ」と目尻を下げた。

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2010年5月17日のニュース