落合監督ホッ…中日、逃げ切って連敗止める

[ 2010年4月20日 22:47 ]

 【中日3-2ヤクルト】本拠地に戻って連敗を3で止めた。中日は先発、中継ぎ、抑えのそれぞれが与えられた役割を果たし、何とか1点差で逃げ切った。落合監督は試合後、開口一番に「締まらない試合だね」と内容に不満げながら、どこかほっとした様子だった。

 キャンプ中に腰を痛めて出遅れ、この日1軍に昇格したばかりの先発朝倉は七回途中まで投げて2失点(自責点0)。一回の2死一、二塁のピンチをしのぐと、改良を加えたフォームから球を低めに集め、安定した投球を続けた。
 開幕時の先発枠から山井、伊藤が外れた状況で仕事をした。昨季も4連敗後に1度、3連敗後に2度、白星を挙げた右腕は「先発投手がやられているのは頭にあった。自分の投球をすれば何とかなるという気持ちだった」と胸を張った。
 七回途中からは3連敗の要因ともなった救援陣がしっかり役目を果たし、高橋―浅尾―岩瀬と勝ちパターンに持ち込んで1点差を守った。
 昨季10勝の朝倉がいい形で戦列に戻り、指揮官は「みんなが万全で競争をして、いいものが出てくる」と投手陣の相乗効果に期待した。

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2010年4月20日のニュース