日本ハムの救世主になる?150キロドラ5右腕“遅球”で勝負

[ 2010年4月20日 12:05 ]

プロ初白星へ向けて2度目の先発に上がるルーキーの増井

 日本ハムのドラフト5位・増井浩俊投手(25)が20日のオリックス戦(スカイマーク)でプロ2度目の先発を務める。9日ソフトバンク戦(ヤフードーム)では6回0/3を4失点とまずまずも、打線の援護がなくプロ初黒星を喫した。最速150キロを越える直球を武器とする右腕は「相手に遅い球を意識させてよりスピード差を出したい」と次戦の課題を口にした。

 前回は最速151キロをマークも、スライダー、フォークといった130キロ台の変化球を多投。うまく緩急をつけることができずに、ソフトバンク打線に狙い打たれたという反省がある。オリックス打線はカブレラが打率・405、8本塁打と好調。強力なクリーンアップを相手に、直球に自信があるとはいえ、緩急をつけなければ抑えられないことは自覚している。「カーブやチェンジアップをうまく使いたい。ボール球でもいいので、あると思わせるだけでも違う」と“遅球”で打者を幻惑する。
 この日はチームと一緒に東京から大阪に移動。「勝つつもりでいきます」と鼻息も荒い。借金10で最下位に沈むチームをプロ初勝利で勢いづける。

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2010年4月20日のニュース