“代役”栗山が決勝二塁打!西武が逆転勝ち

[ 2010年4月13日 21:18 ]

 【西武5-3楽天】西武が逆転勝ち。2―3の6回に細川のソロで追いつくと、8回2死一、二塁で栗山が勝ち越しの2点二塁打を放った。8回3失点の岸が3勝目。シコースキーが6セーブ目。

 代役の3番打者が試合を決めた。3―3の八回2死一、二塁。西武は今季初めて3番に入った栗山の左中間二塁打で、2点を勝ち越した。背番号1は「理想通りのいい打撃」と胸を張った。
 普段なら3番は中島の指定席だ。その中島は試合前に右脇腹の痛みを訴えて、先発から外れた。本来は2番の栗山を3番に据え、2番には原。終盤に起用がはまった。
 2死無走者から片岡が安打で出塁し、すかさず盗塁。原が粘って選んだ四球に栗山は「しっかり粘って、四球をとってくれたのには勇気をもらった」。芯をとらえた打球が前進守備を敷く外野の頭を越えた。
 オープン戦ではけがの中村の代役として4番を務めたときもあった。どんな打順でも特別な意識はない。「中島先輩がすぐ帰ってくると思う。(3番は)そんなに居心地のいいものじゃない」。試合直前に3番での起用を言い渡されても、平常心で臨んだ。
 渡辺監督は「チームリーダーの中島がいない中、気持ちを一つにやってくれた」とほおをゆるませた。主力の一人を欠いた一戦を、全員でカバーしてものにした。

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