3度目の正直だ!藤井、一発病解消で初白星狙う

[ 2010年4月13日 06:00 ]

黙々と練習で汗を流す(左から)オビスポ、藤井、西村

 13日の阪神戦(東京ドーム)に先発する巨人・藤井秀悟投手(32)が、一発病解消で移籍後初白星を狙う。

 昨オフに日本ハムからFA移籍し、開幕から先発ローテーション入り。期待は高いが、ここまで2戦で3被弾。勝負どころで一発を浴び、白星を逃している。「簡単に点をやっては勝つ可能性は低くなる。1点でも少なく粘り強く投げたい」と、修正を図る。
 制球力が生命線だけに失投は命取りだ。6日の阪神戦(甲子園)で金本、新井に被弾したのはいずれも真ん中に入った甘い球。球の切れは好調を維持しているだけに、被本塁打への対策は、制球ミスに細心の注意を払うしかない。「(金本、新井が)調子が良いとかは自分には関係ない。力を出し切って今回は失敗しないようにしたい」と強調した。
 この日はジャイアンツ球場で軽めのキャッチボール、短距離ダッシュなど約2時間の練習。開幕15試合を消化し、先発陣で唯一未勝利だけに期する思いは強い。「みんなの勝った後の笑顔を見ているので自分も頑張りたい」。首脳陣の期待に応えるためにも、3度目の正直で初勝利を挙げ、そして阪神にリベンジする。

 <オビちゃん調子上向き>2軍で調整中のオビスポが首脳陣の希望で1軍の練習に参加。ブルペンで82球を投げ込み、「普通に投げられたよ。暖かくなって調子は上向いている」と笑顔を浮かべた。クルーンが右手親指負傷で離脱し、救援陣の強化へ山口を先発から配置転換。1枠空いた先発の補充へ昨季6勝を挙げたオビスポにかかる期待は大きい。斎藤投手コーチは「もう一度、下で投げてもらう予定。オビちゃんが1日でも早く戻ってくれれば一番いい」と期待を込めた。

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