阪神5発乱れ打ち!6点差逆転3連勝

[ 2010年4月13日 21:20 ]

8回阪神1死一、二塁、桜井が左中間に逆転3ランを放つ。捕手阿部

 【阪神9-7巨人】阪神が6点差をはね返し今季初の3連勝。0―6の6回に鳥谷、新井、ブラゼルの本塁打で5点。8回に桜井の3ランで逆転し、マートンもソロを放った。

 ≪空中戦で打ち勝った阪神≫空中戦で打ち勝った。初球だった。阪神の桜井が2点を追う八回1死一、二塁で豊田の高めの変化球を左中間席にたたき込んだ。
 この日まで打率わずか1割8分9厘。実に19打席ぶりの安打がチームを救う一発となり「今まで迷惑を掛けていたので、しっかり返せるように」と言葉に力を込めた。
 早々に6点のビハインドを背負った。重苦しい空気をまず打ち破ったのは、桜井と同じく不振に陥っていた鳥谷だった。六回無死一塁で藤井の直球を右中間席に運ぶ2ラン。一回の好機で凡退していただけに「どうにか次につないで、チームにリズムを持ってきたかった。ホームランは出来過ぎです」と喜んだ。これが新井、ブラゼルの2本塁打を呼び込み、この回一挙5点。和田打撃コーチは「鳥谷の本塁打でムードが変わった」とたたえた。
 チームでは2004年以来となる1試合5本のホームランを浴びせての勝利に、真弓監督は「(本塁打が)効果的に出た」と満足そうに言いながら「(鳥谷と桜井の)2人は調子が悪くて悩んでいたが、あの一発で吹っ切れると思う」。逆転劇の主役たちが、これを復調のきっかけとすることを願ってもいた。

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