城島、3安打4打点「阪神の一員になれた」

[ 2010年3月26日 22:50 ]

 【阪神7―3横浜】打席に入るたびに満員のファンから大歓声が沸き上がった。5年ぶりに日本球界に復帰した阪神の城島が4打数3安打4打点と大暴れ。「僕はよそから移籍してきた選手。でも、こうして声援をもらえるとタイガースの一員になれた気がする」。期待に応えた背番号2はお立ち台で気持ち良さそうに話した。

 1打席目は併殺に倒れたが、四回無死二、三塁で回ってきた2打席目に見せ場をつくった。インコース高めに入った直球をはじき返し、左越えの2点適時打。「いきなり併殺だったが、次にヒットが出て良かった」。同点に追い付く貴重な一打で肩の荷が下りた。
 3打席目は積極的な打撃で2球目を中前打。そして再びこの役者にチャンスが巡ってくる。七回2死二、三塁。高めの球を豪快に振り抜いて左翼線二塁打を放った。大活躍に真弓監督は「やっぱりチャンスに何とかする打撃をしてくれる」と顔をほころばせた。
 捕手としてのリード面でも安藤の3失点で食い止め、2番手からの4投手を無失点リレーに導いた。「まだ1試合。いいときもあれば悪いときもある」。浮かれることなく淡々と話した33歳のプロ16年目が上々のスタートを切った。

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2010年3月26日のニュース