3本塁打で9得点…新生ロッテが3連勝

[ 2010年3月26日 22:55 ]

 【ロッテ9―1日本ハム】西村監督は苦笑いでベンチを出てきた。「ホーム開幕戦で緊張していたのは僕だけじゃないですか」と会見で切り出し、笑いを誘った。五回までに3本塁打などで9得点。新生ロッテ3連勝を祝う、派手な攻撃だった。

 口火は新主将の西岡だ。一回、いきなり右中間に三塁打を放ち、ベース上で力強くガッツポーズ。これで1点先制された暗さを吹き飛ばすと、荻野貴がプロ1号となる2ランで続き逆転。この後も盗塁、2ランと打線を引っ張るリードオフマンに刺激されるように、今岡の移籍初適時打などが次々と生み出された。
 「良い流れに続いていこうと。この(空いた)3日間、みんながいい調整をしてくれた」と西岡は胸を張る。昨年、日本ハムには6勝18敗、八木には4勝を献上していた。前監督下では右打ちのサインすらほとんど出なかっただけに「去年抑えた球がほとんど打たれた。チームで絞ってきていた…」と八木が変ぼうぶりに一番、驚いていた。
 西村監督は「全員の頭に相手への苦手意識はなかった。キャンプからやってきたことをそのまま出してくれた」。喜びを爆発させるナインを見て新しい風を感じずにはいられない。

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2010年3月26日のニュース