カブレラが口火!オリ打線爆発で21年ぶり4連勝

[ 2010年3月26日 23:19 ]

 【オリックス16―1ソフトバンク】舞台を敵地に移しても、その勢いは衰えない。岡田新体制のオリックスが21年ぶりとなる開幕4連勝。好投の近藤がかすむほどに打線が爆発し、昨季最下位のチームが歴史的勝利を挙げた。

 口火を切ったのは4番カブレラ。1点を追う四回、チーム初安打の後藤を一塁に置き、左中間へ3戦連発となる特大の逆転アーチ。「近藤が頑張っていたから、本塁打になってよかった」。主砲は七回にも適時打を放つなど3安打3打点で、打率は7割7分8厘と振れている。
 昨季は故障で長期間チームを離れ、自己最少の13本塁打、39打点に終わった。来日10年目の今季に懸ける思いは強く、キャンプは初日から合流し、休日練習もほぼ毎回行った。起用法で首脳陣ともめたことによる開幕戦の“強制欠場”には肩を落としたが、今は「チャンスで打ってチームに貢献するだけ。良い集中力で打席に入れている」。
 終わってみれば16得点の大勝。しかし、岡田監督は「ひと通り当たるまではさぐり合い。一つずつやな」と浮かれる様子はなかった。指揮官の姿勢に今のチームの強さが表れていた。

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2010年3月26日のニュース