菊池に「出世部屋」!清原も松坂もここから巣立った

[ 2009年11月1日 06:00 ]

 菊池クン、出世部屋へどうぞ!西武のドラフト1位・菊池雄星投手(18=花巻東)に対し、球団側が「出世部屋」を用意することになった。菊池も年明けに他のルーキーと埼玉・所沢の「若獅子寮」に入寮するが、前田球団本部長は「いろいろと検討していかないと」と言及。これまで清原、松坂らが入っていたのと同じ部屋でプロ生活のスタートを切る。

 出世部屋は鉄筋平屋建ての2軍寮にあり、2部屋をぶち抜く形で13畳。備え付けのベッドやタンス、床暖房も完備されている。これまで清原(元オリックス)を筆頭に秋山(現ソフトバンク監督)、松井稼(現アストロズ)、松坂(現レッドソックス)らが入居。今やチームのエースに成長した涌井は「僕は新人の時から2年間入っていました。その後に(実績を残して)1軍の方に移ったんです」と振り返った。
 すでに球団側では、松坂同様に「専属広報」の設置を検討。また菊池本人と面談し、オフの練習メニューの作成も決めている。そして出世部屋。「凄くしっかりしている子だという印象。焦らず、徐々に段階を踏んでいってほしい」という渡辺監督だが、将来のエースへできる限りのサポートは惜しまない方針だ。
 菊池自身は現在も花巻東で寮生活。この日はドラフトを終えたことで、久々に友人と外出するなどリラックスした時間を過ごした。来るプロ人生では縁起のいい出世部屋から、本人の目標でもある「球界の顔」へと羽ばたいていく。

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2009年11月1日のニュース