東海大望洋初戦突破 打撃投手はドラフト4位左腕

[ 2009年11月1日 06:00 ]

横浜からドラフト4位で指名を受けた東海大望洋・真下貴之はスタンドから後輩たちに声援を送る

 来春センバツ出場の重要な参考資料となる秋季高校野球関東大会が31日、千葉で開幕した。1回戦3試合が行われ、春夏通じて初の甲子園を狙う東海大望洋(千葉2位)は5―1で富士学苑(山梨1位)を下して8強入りを決めた。また桐蔭学園(神奈川2位)、前橋工(群馬2位)もそれぞれ勝ち上がった。1日は1回戦4試合が行われる。

真下 貴之プロフィール

横浜(大洋)歴代ドラフト1位と主な指名選手(平成)

 東海大望洋(千葉)は富士学苑の左腕、山本相手に打線が3回までに6安打を集中。序盤でペースをつかんで8強入りを決めた。今夏までのエースで29日のドラフトで横浜から4位指名された左腕・真下(まっか)が試合前、仮想・山本として打撃投手を務めた成果に相川監督は「効果てきめん。真下に感謝です」。三塁側スタンドで声援を送った真下も「絶対甲子園に行ってくれ」と自分が果たせなかった夢を後輩に託していた。

 <桐蔭学園1年生4番が決勝弾>桐蔭学園(神奈川)は5回1死三塁で1年生4番・茂木が初球のスライダーを右翼席へ先制2ラン。高校第1号が決勝アーチとなり「思いっきりいくつもりでした。1年生が活躍すれば2年生が緊張感を持てる」と胸を張った。これで7年ぶりのセンバツへ一歩前進。試合前にぎっくり腰を患った土屋監督は「まだ攻め切れない場面もある。桐蔭はこれからです」と腰をさすりながら気を引き締めていた。

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2009年11月1日のニュース