入った?それとも…Aロッドの打球でビデオ判定

[ 2009年11月1日 11:43 ]

右翼方向を指差し、フィリーズの主砲ハワードと話すAロッド(右)

 ワールドシリーズ第3戦の4回にヤンキースのAロッドの右翼への打球をめぐってビデオ判定が行われ、2点本塁打が認められた。

 打球は右翼ポール際に舞い上がり、フェンスギリギリの飛球となった。打球はフェンスに直撃したように一度は見えたが、4人の審判団がビデオで確認すると、フェンス際に設置されていたテレビカメラの突き出たレンズ部分に当たってから、グラウンドに落ちたものと判断。本塁打となった。
 Aロッドはポストシーズン6本目のアーチ。ワールドシリーズでようやく初安打を放った。
 ロドリゲスの打球に直撃されたFOXテレビのカメラを操作していたマクガハンさんは「カメラにボールが当たったと感じたが、当たったところは見なかった。それがホームランになるかどうかなんて知らなかった」と驚いた。
 デービス責任審判員は「球場ごとに問題が起きそうなところは事前に話し合っている。その特別ルールの一つが、カメラにボールが直撃したらホームランということ」と説明した。
 大リーグの本塁打判定にビデオが導入されたのは、昨年8月。それが初めて適用されたのも、同年9月のロドリゲスの一打だった。

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2009年11月1日のニュース