糸井復調!再びハム打線が“つながった”

[ 2009年11月1日 23:52 ]

3回、日本ハム2死一、二塁、糸井が右翼線に2点二塁打を放つ

 【日本ハム4―2巨人】3回。日本ハムの真骨頂ともいえる“つなぐ攻撃”が、火を噴いた。

 稲葉の先制ソロで勢いづくと、高橋、スレッジの連続長短打で2―0。さらに小谷野も内野安打で続き、一、二塁から糸井が右翼線へ2点二塁打を放った。「頭にあった」というチェンジアップをとらえた糸井は「みんながつなげてくれたので、自分で攻撃が終わらないようにと思った」。2死無走者からの5連続長短打で4点を奪い、相手左腕をマウンドから引きずり降ろした。
 梨田監督は「打線はあてにならない」と厳しかったが、この日、3安打を放った7番・糸井の復調が、何よりの好材料だ。クライマックスシリーズ(CS)では打率1割台と絶不調だっただけに「CSで打てなかったぶん“日本シリーズでは”という思いが少なからずあった」。リーグ制覇の原動力となった糸井に当たりが戻り、下位打線も迫力を取り戻しつつある。前日12残塁と拙攻だった攻撃がうそのように、打線がつながった。
 日本一になった2006年も、第1戦で敗れた後に4連勝。「きのうの残塁がきょうの攻撃に生きた」と梨田監督は不敵な笑み。本来の姿を取り戻し、敵地に乗り込む。

続きを表示

2009年11月1日のニュース