阪神ファン歓喜!9回3発逆転

[ 2009年7月17日 17:58 ]

9回、阪神1死一塁、鳥谷が越智から右越えに逆転の2ランを放つ

 【阪神5―1巨人】阪神が9回に3本塁打を放って逆転勝ちした。0―1の9無死一塁で、まず鳥谷が逆転2ラン。代打林威助が2ラン、葛城がソロで続いて一気に突き放した。8回を抑えたアッチソンが4勝目。巨人は勝利まであと2人の場面で登場した越智が痛打された。

 ≪不振の2人が起死回生のいい仕事≫1点を追う土壇場の9回。阪神は一発攻勢で一気に試合をひっくり返した。逆転劇の中心にいたのは、虎の不振を象徴する鳥谷と新井だった。
 先頭のブラゼルが倒れた後、6番の新井がしぶとく内野安打で出た。続く鳥谷の初球、147キロだった。鋭いスイングではじき返された白球は、瞬く間に右翼席に消えた。「何とかしたかった。思い切って振ることを考えた」。今季開幕を3番で迎えた鳥谷と、5番だった新井が、敗色濃厚だったムードを変えた。
 さらに1死二塁としたところで、代打の林威助が変化球を叩いた。「打った瞬間に右翼の後ろに抜けると思った」というライナー性の当たりは、2ランに。葛城にもソロが出て、3本塁打による5点で試合を決めた。
 真弓監督が真っ先に挙げたのは新井。「新井の何とかしたい、という気持ちが安打になった」。東京ドームでは約1年ぶりとなる白星を派手な形で飾り、指揮官は「何とか勢いをつけていきたい」。そう話してから、自らに言い聞かせるように「でも一戦一戦です」と付け加えた。

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2009年7月17日のニュース