松井稼 今季初の“貯金”に貢献

[ 2009年7月17日 16:10 ]

ドジャース戦の3回、左方向へ二塁打を放つアストロズ・松井稼

松井稼2安打1打点 あと「23」

 【アストロズ3―0ドジャース】好機になればなるほど胸躍らせるのが勝ち気な松井稼らしい。「打ちたいために打席に入っている」。7回無死満塁からリードを広げる中前打を放ち、最大10の借金を抱えたアストロズは今季初の貯金。「(後半戦の)いいスタートが切れた」と喜んだ。
 塁が埋まった場面では投手はストライクを欲しがる。だからこそ「積極的に」と心掛ける。速球派右腕のモタに対して第1ストライクは空振りするも、カウント1―2から外寄りの速球を鋭いスイングで打ち返した。
 3回は左腕ウルフの内角に食い込む球を器用にさばき、左翼フェンス上部に当たる二塁打。7試合連続安打とし、7回の一振りで3試合連続の複数安打となった。右翼に抜けそうな打球を鮮やかに好捕した2回の守備を含め、調子は上々だ。
 幾度も故障に泣かされてきた33歳は「打席に立てば気分はいい」と野球を心底楽しんでいる様子がうかがえる。日米通算2000安打まで残り「23」。カウントダウンが進んでいく。(共同)

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2009年7月17日のニュース