短い夏…亡き甲子園優勝投手の父との約束果たせず

[ 2009年7月17日 07:18 ]

<川和・厚木北>昨年死去した父・石田文樹さんの形見をタオルを手にする川和・石田翔太

 【神奈川・川和1―5厚木北】先発・石田が、4回2死二塁から連続三塁打を浴びるなど3回2/34失点と打ち込まれた。昨年7月15日に、茨城・取手二のエースとして84年夏の甲子園優勝投手に輝いた元横浜投手の父・文樹さん(享年41)を亡くしたが、翌日の2回戦に志願の先発で勝利。今夏も前日の命日には遺影に「勝つよ」と約束し、ベンチでは形見のタオルで汗をぬぐった。「(甲子園という)一緒の舞台に立ちたかった」と涙をこらえたエースに、スタンドの母・寿美江さんは「夏のマウンドで元気に投げている姿を見られてよかった」と拍手を送った。

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2009年7月17日のニュース