復活に自信のペドロ、球界代表する右腕がフィリーズへ

[ 2009年7月17日 15:14 ]

 「ペドロ」が帰ってくる。「26歳の時と同じじゃないが、まだみんなに楽しんでもらえる何かを出せると思う」。米大リーグでサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を3度受賞したペドロ・マルティネス投手(37)は、年俸100万ドル(約9400万円)でフィリーズに入団し、16日の入団会見で自信ありげに話した。

 数多くのタイトルを獲得した剛腕も、最近は故障が続いた。昨季は5勝に終わりメッツとの契約が切れた。WBCでドミニカ代表として投げた後も、どこからも声がかからなかったが「マイナーリーグと契約するつもりはなかった」。シーズンも半ばをすぎ、ついに昨季ワールドシリーズ王者からオファーがきた。
 「すべてじゃないが、少しの手助けはできると思う」とマルティネス。たびたび乱闘を引き起こしたマウンドでの攻撃的姿勢と、試合を離れての詩的でユーモアあふれる語り。二つの顔で数々のストーリーをつくってきたベテランは、右肩の調整で15日間の故障者リストに入った後、先発を任される予定だ。(AP=共同)

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2009年7月17日のニュース