横浜が難敵攻略 13点奪い逆転だ

[ 2009年7月5日 06:00 ]

<横・広>5回の攻撃前に円陣を組む横浜ナイン

 【横13-7広】横浜が策を練って、広島先発・前田健をチーム全体で攻略した。4回までパーフェクトに抑えられて迎えた5回。攻撃前に駒田打撃コーチが円陣を組み、ナインに「打席でちょっとベースから離れて立ってくれ」と指示を出した。前日は大竹のシュート攻めに遭い、わずか1得点。その残像を引きずり、この日も前田健の内角攻めに苦しめられていた。

 詰まるのを嫌がるのがバッターの心情。ベースから離れれば、厳しい内角球も甘い球に変わる。内角への過剰な意識をなくすことが駒田コーチの狙いだった。この動きを前田健も察知。内角を攻めづらくなり、外角中心の配球に変わった。
 こうなればシメたもので、内角球を気にせずに外角球を狙い打てる。4点、5点、4点の集中攻撃。わずか3イニングで15安打を放ち、13得点を奪った。その3イニングで3安打4打点の石川は「ベースから離れたら、うまくいきましたね」と“してやったり”の表情。「こんなに簡単にハマることはないけど、ハマったね。チームで攻略できたことが大きい」。駒田コーチの表情は充実感にあふれていた。

 ▼横浜・三浦の話 (5回を7安打5失点)調子が悪いなりに何とかしようと思ったが、最初から最後までリズムをつくれず申し訳ない。

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2009年7月5日のニュース