河原がお立ち台!「また、この場に立てるとは」

[ 2009年7月5日 18:44 ]

お立ち台で笑顔を見せる、7回に中日の2番手で登板した河原。左は谷繁

 【中日5-4巨人】中日は救援陣が完ぺきなリリーフを見せ、首位巨人との3連戦に2勝1敗と勝ち越した。

 1点リードの7回、中日ベンチは2番手に河原を送り出した。36歳のベテランは「何とか自分が浅尾君と岩瀬君につなげば、チームの勝利に近づく」と、1番の坂本から三者凡退に打ち取り浅尾にバトンを託した。
 浅尾は持ち場になった8回を3者連続三振で圧倒。150キロ台中盤の直球と、切れのあるフォークボールで主軸の前に立ちはだかった。9回も岩瀬が3人で締め、最少得点差を守り切った。
 河原は巨人で活躍後に、移籍した西武で自由契約となり、1年間の“浪人生活”を経て今季から中日に加わった。試合後、前回上がったのがいつか記憶にないというお立ち台で「また、この場に立てるとは思わなかった」と控えめに喜んだ。

 再びプレーできる場を得て、充実感を漂わせる経験豊富な背番号60の存在は、追い上げを図る中日のブルペンでは貴重な存在だ。落合監督は「修羅場をくぐってきた選手。顔で抑えるということ」との表現で信頼を示した。

 ≪谷繁、21年連続の本塁打≫谷繁が四回に今季1号の2ランを放ち、入団1年目から21年連続の本塁打を記録した。
 貴重な追加点をたたき出す、昨年10月3日以来の一発に「感触を忘れていて、年がいもなくガッツポーズしちゃいました」。捕手では25年連続を記録した楽天・野村監督に次ぐ記録で「それだけ捕手は難しいということ」と感慨深げだった。

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2009年7月5日のニュース