松井秀、甘い球逃さず…好投手ハラデーから一発

[ 2009年7月5日 12:03 ]

ブルージェイズ戦の2回に本塁打を放ち、声援を受け塁間を回るヤンキース・松井秀

松井秀「狙い通り…」ガツンと同点弾!

 【ヤンキース6―5ブルージェイズ】大リーグを代表する右腕からの12号は右中間席へ飛び込んだ。1―2の2回。昨季20勝、今季も既に10勝のハラデーからの同点ソロ本塁打をヤンキースの松井秀は「真ん中に甘く入ってきたところをしっかり打てた」と喜んだ。
 カットボールと沈む速球で攻めてくる相手。3球目に内角を見せられてカウント1―2から、真ん中低めに沈む球をとらえた。松井秀は「両方追い掛けて打つのは難しい。甘く入る、沈む球を待ってうまく狙い通りに打てた」と自賛した。
 チームが逆転された直後だっただけに貴重な一発。チームは延長の末にサヨナラ勝ちした。ハラデーからのアーチは3本目だが、「競った場面で打ったのは初めて」と満足そうに振り返った。
 8回には救援右腕の外角低めの速球を逆らわずに左翼線へ二塁打し、「難しい球。しっかり待ってうまく対応した」。7月は出場3試合で2本塁打を含む5安打4打点。一昨年、13本塁打で月間最優秀選手に選ばれた月に当たりが出てきた。
 この日、米国は独立記念日。マンハッタンで開催される盛大な花火大会を前に、祝砲で大観衆を喜ばせた。(共同)

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2009年7月5日のニュース