阪神期待の長距離砲 桜井、好機で追加点

[ 2009年7月5日 21:06 ]

 【阪神4-1ヤクルト】金本が1死から二塁打を放ち、ブラゼル、桜井が連打で続いた。阪神が1―0の四回に相手の失策も絡んで3点を奪い、主導権を握った。

 ブラゼルの右前打で一、三塁。桜井が低めの変化球に対応し、左前へ運んだ。「うまく粘って打てた。自分のやれることをしっかりやっていきたい」と桜井。さらに四球で満塁とし、狩野のゴロを川島慶がはじき、労せず2点を加点し、そのまま逃げ切った。

 この日は打線がうまくつながったが、6番打者がクローズアップされることが多い。数多い候補の中、真弓監督が最も目をつけてきたのが桜井だ。だが、この長距離砲は伸び悩んでいる。潜在能力を生かしきれない桜井に、ある首脳陣からは「やっていることがぬるい」と厳しい言葉が聞かれることもあった。

 バルディリスがいきなり一発を放ち、新たに外野の定位置争いに加わった。「(桜井は)性格的におっとりしているから、刺激があった方がいい」と和田打撃コーチ。26歳の開花を待ち望んでいた。

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2009年7月5日のニュース