“18”が目標だった松坂「10年目にやっとできた」

[ 2008年9月22日 08:32 ]

松坂、自己最多18勝目 レ軍プレーオフまでM1

 【レッドソックス3-0ブルージェイズ】ベンチに戻ったレッドソックスの松坂は、ナインと満足そうにこぶしを合わせた。7回2安打無失点で日本でも到達できなかった18勝目。「プロ入りしたときから、自分の背番号(18)の数だけ勝ちたいと思っていた。10年目にしてやっとそれができた」と喜んだ。
 この試合の勝利で、チームのプレーオフ進出は確定しなかったが、本人は勝てば決まると勘違いしてマウンドへ上がった。珍しく相手投手が投手板の同じところを使うタイプだったため「軸足の部分が掘れていて気を使った」という。何度も足場を慣らし、7回にはセットポジションからの投球を試すなど工夫を重ねた。
 2、6回の先頭打者に二塁打されたが後続を断ち、許した安打はこの2本だけ。シーズン終盤を迎えての疲労などから「自分自身の状態は良くない。丁寧に、なんとか相手を抑えようと必死で投げた」。それでも2回1死一、三塁から速球で2者連続三振を奪うなど、6三振はすべて速球系の決め球で奪った。
 この日で計163回2/3とシーズンの規定投球回に到達し、先発は残り1試合。逆転での地区優勝を目指し、最後の登板へ向かう。

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2008年9月22日のニュース