オリ 小松完投で14勝目、後逆転満弾!

[ 2008年9月22日 19:49 ]

4回オリックス無死、逆転満塁本塁打を放ちガッツポーズする後藤

 【オ5―1ロ】オリックスの小松が今季2度目の完投で14勝目。1回、里崎に先制ソロを浴びたが、2回以降は変化球をうまく使い0点に抑えた。4回に後藤が右翼席最上段へ13号満塁本塁打。2試合連続の一発に珍しくガッツポーズまで飛び出し「真っすぐを狙い打ち」とご機嫌だった。さらに5回には1死一塁からカブレラが適時三塁打を放ち、ロッテ先発の唐川をKOした。ロッテは再び借金1。

 ≪後藤 5番任され存在感 ≫グラウンドではあまり感情を表に出さないオリックスの後藤が、ベンチに向かって右腕を突き上げた。0―1の四回無死満塁。2戦連発となる13号逆転弾を、右翼席最上段まで打ち込んだ。

 第1打席で空振り三振に仕留められたロッテ唐川の直球に、狙いを定めていた。「真っすぐで抑え込まれていたので、それをはじき返せればいいと思った」。3季ぶり自身3本目の満塁本塁打で、大勢を決めた。

 右肩鎖関節脱臼で離脱した影響を全く感じさせない。最近は5番に座り、カブレラ、ローズの後ろで存在感を発揮している。9月は既に20打点。ローズも「20本塁打はいける。右投手の場合は特に、後ろにいて頼もしい」と力を認めている。

 この日の一発も主砲の四球の直後に飛び出した。「チームの勢いに乗せられている」と好調の理由を口にする後藤の一振りで、クライマックスシリーズ進出マジックも4に減った。

 ≪もはや恒例 小松「キターッ!」≫お立ち台でのパフォーマンスはもはや恒例になった。オリックスの小松が今季2度目の完投で自身8連勝。3安打1失点で14勝目を挙げ、お立ち台でいつものように「キターッ!」と絶叫し、球場を沸かせた。
 一回、里崎に先制ソロを浴びたが、尻上がりに調子を上げた。四回以降は安打を許さず、大石監督も「試合中にブルペンのモニターを1度も見なかったのは、監督に就任してから初めて。何も言うことはない」と右腕を絶賛した。

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2008年9月22日のニュース