巨人ノッてきた 役者そろって4連勝

[ 2008年7月27日 17:11 ]

 【巨7-0ヤ】巨人が4連勝。1回に小笠原の二ゴロで先制。2回は鈴木尚の中前打、5回は小笠原の二塁打で加点。6回は李スンヨプの1号ソロと代打・二岡の適時打で2点を追加し、7回にも2点を加えた。木佐貫は球を低めに集め、6回無失点で6勝目。ヤクルトは4連敗。

 李スンヨプが、そして二岡が打った。巨人は帰ってきた男たちが力を発揮し、4連勝を飾った。
 3―0の六回だった。先頭の李スンヨプが直球を完ぺきにとらえ、中越えに今季1号ソロを運ぶ。本拠地のファンに復活を印象づける一発に「いろいろ苦しいこともあったが、本当にうれしい」と喜びがにじんだ。さらに一死二塁からは代打・二岡が右前適時打。今季初打点に「今日は良かったと思う」と納得の表情だった。

 原監督は以前「オールスター前に『さあ、これで行くぞ』という形にしたい」と話していた。それだけにこの日の試合には満足げ。「うちの展開になった。李スンヨプは待ちに待った一発。二岡もこれで車輪になって前に進ませてくれるでしょう」と、長らく不在だった主力の活躍に目を細めた。

 けがで戦列を離れていた亀井が適時打を放ち、西村健も1回を無得点に抑えた。ようやく役者がそろった巨人。勢いに乗って、前半戦最後の2試合に挑む。

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2008年7月27日のニュース