16年五輪の野球再採用へ時間短縮が目的

[ 2008年7月27日 06:00 ]

 IBAFのシラー会長は規則改正の狙いについて、試合時間の短縮を目的としているとした上で「延長戦は劇的な結果をもたらすが、五輪には向かない。テレビ放映などに適したスポーツであることを示したかった」と北京五輪での導入を説明した。野球は世界的な普及度の低さなどから、ソフトボールとともに12年ロンドン五輪からの除外が決定している。今回の規則改正は16年五輪での再採用に向けたアピールの一つともいえる。

 同会長は今回の改正について事前に各国の元選手、関係者らに意見を聞いたとしているが、NPB・長谷川事務局長は「日本で誰一人として(意見を)聞かれていない。五輪には8チームしか出ないのに事前協議もなく、直前に変更するのはおかしい」と憤慨していた。

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2008年7月27日のニュース